1月 2020

花粉症対策は?

さて、いよいよスギ花粉の飛散開始も近づいてきました。
ここ2週間福岡は雨模様の日が多く、今週末も気温の低下が予測されておりますので、2月初旬ごろか半ばにには、飛散開始すると思われます。
飛散量が少ないとはいえ戸外では症状がでるだけの花粉が飛びます。

花粉症対策としては。
①マスクの着用。新型ウィルスの流行もあって、マスクの着用率も高いのですが、マスクの隙間から花粉は入り込みますので、しっかり鼻や口を覆うことができる、自分にあったマスクを選びましょう。
②メガネの着用。コンタクトレンズを使用している方は、外されたほうがいいと思います。
③衣服や頭髪への付着を防ぐ。上着は、できるだけつるつるした素材がいいでしょう。けば立った衣類は花粉が吸着して、部屋の中にも入り込みます。上着は玄関で脱ぐようにしましょう。
帽子を被ると頭髪への花粉付着を少なくすることができます。
④室内の換気は必要。インフルエンザも肺炎も流行っています。空気の入れ替えは大切です。
窓際のレースのカーテンを閉めて換気すると花粉の侵入をある程度防げます。
⑤掃除は必要です。ほとんどの花粉は室内に入ると床に落ちます。出入りを頻繁にする部屋の床は特に大切です。
⑥洗濯物は外干しはだめです。室内干し、乾燥機、コインランドリーの使用をお勧めします。
布団は、布団乾燥機を使うか、カバーを付けたままの室外干しがいいでしょう。

またこの時期、入試や、仕事の期末決済などがあり忙しい毎日ですね。
睡眠をできるだけ充分にとり、多くの種類の食材を使った規則正しい食事をとりましょう。

今年のスギ、ヒノキ花粉予想

今年の花粉予想です。

例年より、とても少ない予想です。
当院に来られて、花粉予想のグラフをご覧になって、「グラフを見るとちょっと安心しました。」と言われる方も多く、 皆様大変だなと改めて思いました。

アレルギー性鼻炎かな?と当院を受診される方へのお願い。

アレルギー性鼻炎かな?と当院を受診される方にお願いです。
他の病気で服薬治療をなさっている方は、必ず飲んでらっしゃる薬を医師にお伝えください。
近年、内服薬をたくさん服用されている患者さんが多く、こちらで薬を処方する場合、同じ種類の薬を処方したり、一緒に服用することを禁止されている薬を処方しなければいけないこともありますので、お薬手帳や薬剤をそのまま持ってきていただくと大変参考になります。
服用されているお薬がわからない場合、処方ができないことがあります。

当院の屋上では、スギ花粉の飛散を観察、計測いたしております。
今のところ、スギ花粉は観測されておりません。

新しい年になりました。今年もよろしくお願い申し上げます。

毎年恒例、雷山の杉定点観測に行ってまいりました。

今年の杉花粉飛散予想は、例年の2割から3割と予測され、3年連続の飛散多めからやっと少なるなる見込みです。
杉の花粉ができるのは、毎年6月末から7月10日くらいまでの間で(福岡では)、昨年は気温が低めだったため、生育が少なく、今年は花粉が少ない予想です。
雷山に行ってみましたが、花芽の付が少なくやはり3割弱でした。
しかしながら、若い杉には割と花芽がついておりましたので、温かい天候だと飛散が早く、症状も現れることもあると思います。
また、ここ数年ヒノキの花粉も活発ですので、杉が終わった後も注意が必要です。
飛散開始は、2月10日前後と予想されております。
症状が毎年酷い方は、早めの薬の服用をお勧めいたします。