スギ花粉グラフ

Jc15 本日から、花粉情報協会協会発行の、パンフレットを参考にした、花粉症についてのお話をしていきます。 花粉症は、1961年にブタクサ花粉症が報告され、その2年後にスギ花粉症が報告されています。 45年を経て、今や60種を超えるほどになりました。 この中でも、スギ花粉症は飛びぬけて頻度が高く、日本の花粉症患者の約80%を占めています。 また、ヒノキの花粉の抗原性は、スギの花粉の抗原性と大変似通っています。 このため、スギ花粉症の患者さんの大部分は、ヒノキの花粉でも症状が出ることが多くみられます。 近年、ヒノキ花粉飛散の増加が各地で言われるようになりました。 花粉源は、スギ、ヒノキなどの人工林が大部分です。 現在、我が国の人口林面積は約1020万ヘクタール、そのうち、スギ林が約450万ヘクタール、ヒノキ林が、約240ヘクタールもあり、両者を合わせると、人口林面積のほぼ70パーセントを占めることになります。 戦後の植林で植えた、スギなどが40年を経て、成木になり、花粉飛散の最盛期をむかえたのです。