宗耳鼻咽喉科医院

福岡市西区姪浜にある鼻アレルギーを専門とするクリニックです。

福岡市西区姪の浜1-16-30

TEL.092-891-3333

免疫療法

当院では、免疫療法を実施しております。

「よくわかるスギ花粉症の舌下免疫療法」という冊子を参考に説明していきたいと思います。

①では、まずはじめにスギ花粉症を説明いたします。

花粉症は、植物の花粉が原因となって、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー症状を起こす病気です。

スギ花粉が原因(アレルゲン)になるものを、スギ花粉症と言います・

②スギ花粉症のつらい症状は?(日常生活に及ぼす影響)

いらいら感、疲労、外出の支障(戸外に出ると症状がひどくなる)、思考力の低下、睡眠障害(鼻で呼吸できないので口呼吸が多くなる)、等の弊害があります。

③スギ花粉症の診断

問診(医師が症状等を聞きます)、スギ花粉症(アレルギー)の検査(血液検査、鼻鏡検査、鼻汁検査)をします。

④スギ花粉症と診断されたら、治療に入ります。

〇スギ花粉(アレルゲン)の除去(家の中に花粉を入れないようにする)と回避(マスクや眼鏡で防御)。

〇薬物療法

〇アレルゲン免疫療法(舌下免疫療法はここに分類されます)

以上がスギ花粉症の治療方法です。

次にアレルゲン免疫療法を説明いたします。

アレルゲン免疫療法は、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から体内に投与することで、からだをアレルゲンに慣らし、症状を和らげる治療法です。

原因となるアレルゲンを用いて行う治療法です。

①アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状を抑える可能性のある治療法です。

(症状が完全に抑えられない場合もあります。でも、お薬の使用量を減らすことも可能です)

②アレルゲンを投与することから、局所や全身のアレルギー反応がおこる恐れがあり、ごくまれに重篤な症状が発現するおそれがあります。

③治療は、長期間(3~5年)かかります。

④すべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。(だいたい7~8割くらいの方に効果があるとされています)

アレルゲン免疫療法には、『皮下免疫療法』や『舌下免疫療法』などがあります。

①皮下免疫療法

まず、副作用がでないような低濃度のアレルゲンの皮下注射を始めて、通常は週一回ないしは2回通っていただきながら、アレルゲンの量を増やしつつ、数ヶ月かけて治療活性が発揮できる高濃度のアレルゲン維持量に持って行くスケジュールで行われます。

維持量に達した後は、維持治療として4週に1回程度で少なくとも3年以上は継続が必要です。

当院では、開業当時より23年間、皮下免疫療法を実施しております。

今のところ重篤な副作用は経験しておりません。

しかし、注射部位には必ず局所のアレルギー反応があり、皮膚の発赤・腫脹は起きます。

体調の悪い患者さんの中には、軽度の喘息発作や、身体のかゆみなどが誘発されることもあります。

当院では、注射の後30分当院にて経過観察後帰宅していただく様にしておりますので、副作用の経過観察、薬物投与なども行うことができます。

また、この治療は保険適用です。

②舌下免疫療法

舌下にアレルゲン治療薬を投与する方法です。

皮下免疫療法と異なり、痛みもなく自宅で投与できます。

しかし、服用量や服用方法、副作用に対する対応など、皮下免疫療法と比べて、より治療に対する患者さんの理解が必要な治療方法です。

服用期間

1日1回、少量から服用をはじめ、2週間は徐々に増量し、その後は決まった量を数年にわたり継続して服用していきます。

初めての服用は、スギ花粉症が飛散していない時期に、医師の監督の下に行う必要があります。

服用方法

治療薬を舌の下に滴下し、2分間保持したあと、飲み込みます。

その後、5分間はうがい、飲食を控えます。

毎日服用します。

服用する前後2時間は、激しい運動、アルコール摂取、入浴などは避けるようにします。

主な副作用

口の中の副作用(口内炎や舌の下の腫れ、口の中の腫れなど)

咽喉(のど)のかゆみ

耳のかゆみ

頭痛などです。

時に重大な副作用(ショック、アナフィラキシー)がおこることもあります。

担当医の指導のもとに舌下免疫療法を行ってください。

12歳以上から適応で、保険適用です。

また、当院では、ダニアレルギーの方にも、皮下免疫療法、舌下免疫療法を行っております。

治療方針もスギ免疫療法とほぼ同じです。